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Canonには純正の「CameraConnect」アプリがあって
スマホやタブレットからリモート撮影ができたりするんですが、
いかんせんこのアプリ、カメラとの連携が主目的ですから
カメラ内(メモリー内)画像の直接閲覧もスマートじゃありませんし、
簡単に消去できたりもするのでちょっと注意が必要。
やはりクライアントにiPadで画像確認をしてもらうっていう簡易用途には
FTPサーバーへの転送で「ShutterSnitch」アプリを使うほうが便利だなと… 。
てなわけで、備忘録としてその設定手順を記します。
内容的には2012/09/29の「WFT-E6B」のエントリーで書いたものとほぼ
変わらないのですが、数名の方から「記述通りやったけど出来ない」等の
ご意見を頂き、想像しうる範囲でその原因を回避すべく加筆しました。
iPadにShutterSnitchをインストールして初期設定が終わっていること前提、
オプション → 設定 → WI-FI CAMERAS → Canon CameraWindowはON、
ブラウザ → 閲覧 → JPEGのみ、設定にはShutterSnitchの管理者モード
ログインパスワードが必要です。
EOS 5D Mark Wの記録画質もRAW+JPEGにする事をお忘れなく。
以下、手順を箇条書きにしただけなので、まずご一読頂き、
また、EOS 5D Mark Wを複数台持ちの方は、末番を変えるなどして
1台ごとに違うSSID、IPアドレス、FTPアドレスを考えておいてから
実際の設定に進んで下さい。
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まず、
*EOS 5D Mark Wの設定*
MENU → 通信機能の設定
FTP転送の設定 →
撮影時自動転送:する
転送画像サイズタイプ →
転送JPEGのサイズ:小さい or 大きいサイズ(低画質 or 高画質)
転送RAWのサイズ:大きいサイズ
RAW+JPEG転送:JPEGのみ
SETボタンでの転送:しない
内蔵無線通信の設定 →
Wi-Fi/NFC:使う
Wi-Fi機能:FTPサーバに画像転送
「処理中です。お待ち下さい」
ネットワークを選択:手動設定
通信方法の選択:FTP転送
接続方法:アドホック
SSID:(例:EOS canon)
チャンネル設定:手動設定 1
暗号化の設定:WEP
キーインデックス:1
キーの書式と長さ:(例:ASCII5文字入力)
「処理中です。お待ち下さい」
ここでEOSが電波を出し始めますので
*iPad設定*
Wi-Fi:EOS 5D Mark Wで設定したSSIDを選択
上記パスワードの入力(例:ASCII5文字入力)
Join
*EOS 5D Mark Wの設定*
IPアドレス設定:手動設定(例:192.168.11.3)
・サブネットマスク255.255.255.0
ゲートウェイ:使わない・アドレス0.0.0.0
DNSアドレス・使わない・アドレス0.0.0.0
「処理中です。お待ち下さい」
んで、もう一回
*iPadの設定*
設定 → Wi-Fi:EOS 5D Mark Wで設定したSSIDに対して
自動接続:オン
IPアドレス:静的
IPアドレス:(例:192.168.11.2)
サブネットマスク:255.255.255.0
ルーター:192.168.1.1
DNS:192.168.1.1
更に戻って
*EOS 5D Mark Wの設定*
FTPモード:FTP
FTPサーバー:アドレスの設定(例:192.168.11.2)
:ポート番号設定(ShutterSnitchのポート番号:26000)
パッシブモード:使わない
プロキシサーバー:使わない・アドレス0.0.0.0
ログオン方法:ログオン・パスワード
ログオン名:snitch
パスワード:ShutterSnitchの管理者モードログインパスワード
またまた
*iPadの設定*
この辺りでShutterSnitchを起動し新しいコレクションを作る。
(=FTPサーバーとして動作させる。ここがキモ)
最後だ頑張れ!
*EOS 5D Mark Wの設定*
保存先フォルダ:ルートフォルダ
「処理中です。お待ち下さい」
「FTPサーバーと接続しました」
パシャパシャ撮って転送をご確認下さい。
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